包丁各部の名称 The names of each parts of Japanese kitchen knife

柳刃包丁各部の名称。
和包丁も基本的におなじ。

The names of each parts of Japanese kitchen knife (Yanagi-ba).

【表】
柳刃各部名称color


{Front}
柳刃各部名称2color


柄:一般には「朴(ほう)」。このほか「櫟(いちい)」「桂(かつら)」「黒檀(こくだん)」などの物も。

角巻き(つのまき):水牛などの角が使われている場合のみ「角巻き」と言う。プラスチックの「P柄」、ステンレスの「金巻」、高級品には「銀巻」など。
(参考)http://www.kohashi-shouten.com/e/index.html

マチ:柄に近い部分で段になっている箇所。無い包丁も。

峰:刃を下に向けた場合上にくる部分全体。

平(ひら):峰から鎬(しのぎ)に到る平面部分。

鎬(しのぎ):平と切刃の境。角度がついている部分。

アゴ:刃線のいちばん手元に近い部分。

刃先(刃線):刃が付いている部分。鋭くなっている部分。物を切る部分。

刃境:軟鉄と鋼の境目の線。

切刃(きりば/きれば):鎬から刃先に到る平らな部分。

反り:刃先の先端の方の反った部分。

切っ先:一番先端の部分。


【裏】
柳刃各部名称裏color

{Back}
柳刃各部名称裏color2



裏押し:裏側を研ぐことによって刃線側と峰側にできる平面部分。

裏すき:裏側の窪み加工。

地あい:地金部分


洋包丁の各部名称。

The name of each part of Europian-style kitchen knife in Japanese

洋包丁各部名称

洋包丁各部名称2


(Last Modified 25.6.2011)
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包丁の洗い方

こんにちわっ!

まず基本的なことですが。

包丁は、ノコギリのように横にスライドさせて切る刃物です。カンナやカミソリのようにまっすぐ引く刃物ではありません。
刃先を何かに押し付けただけで簡単に切れることはありません。
刃先を触ってもいいですけど、ぜったい横に滑らせないようにしてください。


下に置いて洗う場合(しつこい汚れや軽い錆びを力を入れて擦り落とす場合)

(1)まな板などの上に、濡れた布巾などを敷き、その上に包丁をおきます。
001_20101117111617.jpg

(2)洗剤をつけます。
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(3)洗います。刃線は布巾に押し付けるようにして、スポンジに当たらないようにしましょう。
004_20101117111616.jpg


(4)柄も洗います。
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(5)峰側を洗うときは、切っ先を布巾に押し付けて先まで洗います。
006_20101117111615.jpg


手に持って洗う場合(軽い汚れを落とす場合)

・峰側を洗うときは、刃線にスポンジが当たらないように注意します。
峰方向


・刃先は図の方向にスポンジを動かして洗います。
刃先方向


(6)最後に、洗剤を洗い流したら、乾布で拭いて水気を切って保管します。



(2)で使う洗剤は、こびりついた汚れや軽い錆びがある場合は、研磨剤の入ったクレンザー系がいいです。そういった汚れが無ければふつうの洗剤でかまいません。


最後に乾布で拭く前に、熱湯を回しかけると、乾燥が速いです。錆びやすいハガネの包丁を使う場合は必ずやるべきです。
ただし直接コンロの火などで炙ってはいけません。
ステンレス包丁もハガネの包丁も「焼き入れ」という作業によって刃を硬くしていますが、火で炙るとこの効果が無くなって柔らかくなってしまう(「焼き戻し」といいます。)場合があるからです。
熱湯は100度以上にならないので焼き戻しが入ることはありません。
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片刃と両刃

刃物について「片刃」と「両刃」という概念がありますが、これには二通りの意味があります。


ひとつはこれ。
片刃と両刃(1)_2



もうひとつはこれ。
片刃と両刃(2)_2


上の画像の「両刃」の刃物は、秋葉原の事件のあと多くが「刀剣類」に分類されたから今はあまり目にしないと思います。実は両刃でも左右対称じゃなければ刀剣類に該当しないからちょっといびつに削ってしまえばいいだけなんだけどね。

包丁で「片刃」「両刃」という場合は下の画像の意味になります。上の画像のような包丁はありません。
一部の地域で使われてた貝裂き用の包丁が上の画像のような両刃だったけど、秋葉原で起きた事件のあとの法改訂で違法になっちゃって無くなったんだそうです。変な法改訂ですよね。

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剪定ばさみを片刃に改造?

今朝、テレビ朝日の「やじうまプラス」という番組で殺人事件のニュースをやっていた。
尖閣諸島沖の衝突ビデオ流出とか、朝っぱらから験の悪い話ばかり見せられるから朝はあんまりニュース番組見たくないんだけど。せめて家族みんなでごはん食べながらテレビを見る朝だけでもいいから、「楽しいニュースしかやりません」ていう番組作る局があったもいいと思うんだけど、どうなんだろう。


それで殺人事件だけど、犯人が被害者を剪定ばさみで刺したそうなんだけど、

「片刃にした剪定ばさみを使った」

「鋏は本来両刃であるが、片刃にすると殺傷能力が上がる」

と言っていたのだ。

これはありえないこと。
おそらく警察発表だと思うんだけど、犯人の凶悪性を印象付けようとする偏向した意図が感じられる。


刃物で片刃という概念には二種類ある。
ひとつは秋葉原の殺人事件で問題となったタガーナイフのように、背側にも刃がついているもの。
もうひとつは出刃包丁と三徳包丁の違いになんだけど、刃の片側の平面だけに傾斜があり、もう片側の平面は平らになっているというもの。

ハサミはどのような物でも、タガーナイフのような両刃になっている物はない。これは誰でもわかるでしょう。
もし改造したのであれば片刃を両刃にすることになる。
そして、仮に両刃の刃物があってそれを片刃に改造しても、殺傷能力は逆に低くなるのではないか。

また包丁のような意味では、ハサミはどのような種類の物でもかならず片刃だ。そうでないと、ふたつの刃の噛み合わせに隙間ができて物を切ることが出来ないから。
この意味においては、本来両刃であったハサミを片刃に改造したということはありえない。

もうひとつの可能性が考えられる。ハサミは通常二つの刃をすり合わせて物を切る構造になっているけれど、剪定ばさみには、一方だけに刃がついておりもう片方には刃がついていない物がある。新品の状態でこのような状態になっている。
両方に刃がついてる剪定ばさみもあるんだけど、それをこのような状態に改造すると役に立たなくなる可能性があるので考えにくい。そして仮にそのような改造をしても、殺傷能力が上がるとはやっぱり考えられない。


大本営発表の垂れ流しばっかりしてないで、報道機関のレゾンデートルを考え直してもらいたい。
テレビ朝日だけの問題じゃないと思うけど。
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