裁ち鋏

先週は裁ち鋏が妙に多かった。

その中で変わったもの。

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デッカい鋏。
仕立て屋さんが使っていたものかな。
仕事をやめた人の道具を長期間放置していたといった感じかな。

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大きさ自体はそれほど問題にならないけど裏の錆がキツかったのが大変だった。

錆というのは虫歯みたいなもので放置すると奥深くまで侵食してしまう。
虫歯は痛みで侵食されていくのがわかるが錆は見た目が変わらないと侵食に気付かない。

形の狂いは無かったので錆落としだけで済んだのは幸いだった。
完成写真は撮影していません。悪しからず。


別の鋏。
切っ先のハガネ部分だけ割れて剥離していた。こんな症状は見た覚えが無い。
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もう一本同じような症状。(別の鋏)
こういうのは切っ先を削って短くするしかない。

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「鋏は裏を研いではいけない」
と、よく言われるが、プロは裏こそよく研がなければならない。
表は切れ味には無関係。いい感じに黒錆がついている物はあえて磨かずそのままにしておくことも多い。

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「4」てなんだー!!??
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NENOX 料理の鉄人坂井 シグネチャモデル 洋出刃包丁

珍しい包丁。

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妙に分厚くて寸詰まりの牛刀だと思ったら両刃の洋出刃包丁のようだった。
IRON CHEF SAKAI'S ORIGINALというプリント。料理の鉄人のシグネチャ製品。またはフレンチ坂井シェフのシグネチャモデルか。

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一昨年に復刻番組が制作されたがぱっとせず打ち切りになったので、人気の高かった1990年代のものじゃないかと思う。
NENOX(R)とある。NENOXは築地にある「子の日」の登録商標。
柄はツバがなくハーフタング。ナイフだと強度に難がある。木の枝を叩き切ったりすると折れるかもしれない。だけど包丁はそんな使い方しないので問題無い。

NENOXの洋包丁は鋼材がVG10だという噂を聞いたことがあるが定かではない。
VG10だとすると全鋼でこんなに分厚いものは初めて。厚みがあるVG10のナイフでもみんな割り込みなので。
粘りのある気持ち良いカエリが出る。佐治武士の割り込みVG10ナイフと似た感じ。和包丁の片刃合わせ出刃包丁の方がやはりカリカリで鋭い刃が付くが、こちらの方が欠け難いと思う。出刃包丁にはこっちの方がいいかも。


大和武の洋出刃と並べてみた。
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堺石籐 日本武 洋出刃
峰厚 刃元4.2mm 切っ先三分 4.2mm
身幅 刃元42.8mm
重さ 238g

SAKAI'S ORIGINAL byNENOX(R)
峰厚 刃元4mm 切っ先三分 3mm
身幅 刃元43.2mm
重さ 160g

大和武の洋出刃の方が重厚。

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刃先側の厚みもかなり違う。骨を叩くような荒い使い方はしない方がいいが、その分マルチに使えそう。
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