グローバル

吉田金属工業のグローバル。
オールステンレス包丁の先駆け。

たまたま別のお客さんからグローバルGとグローバルプロが一緒に研ぎに出てきたので並べて柄を撮影してみた。


左がグローバルプロ。右がGシリーズ。
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下から。
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上から。
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斜めから。
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柄尻から。
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ネックの形状。
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グローバルプロの方が太くて長い。そして重い。
ところが、私にはGシリーズの方がなんだか握りにくく感じるのだ。グローバルプロの柄はしっくりする。

一番上の横から写した写真で上の方がモコっと膨らんでいるのがわかると思うが、ここがなんだか違和感がある。
後ろが細くなっているので小指でしっかり握りこみにくい。
そして最後の写真でわかるように首がテーパー状に細くなっていく部分が、人差し指と小指で握りにくい。握るというより、つまむ、はさむ、という持ち方になってしまう。

気になるという程度で、使うのに支障があるというほどでも無いのだが。

木や樹脂なら好きな形に削ってしまえるのだが。
中空のオールステンレスはそういうことができないのも欠点だ。
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包丁を切る

包丁で切る、ではない。
包丁を切る。

使っている包丁を短くして欲しいというご依頼。

こわいのは完成してから「短すぎ」と言われること。
散髪屋さんみたい。
散髪屋さんと違うのは時間が経っても伸びてこないこと。

そこでお客さん自身に線を引いていただく。
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グラインダーでカット。
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更にグラインダーでおおまかに削る。
火花を散らす作業はここまで。
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手研ぎで詰めていく。
最後まで機械を使うと焼きが戻る故。
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シルエットが概ね完成。
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これから厚みも削らなければいけない。
先端を峰側から見たところ。
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完成。
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この写真は実物より写りがいい。サイドに一見してわかる研ぎ傷がけっこう残る。
ちゃんと厚みもある程度削いだ証拠である。と、言い訳してみる。

切っ先あたり。
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先端を峰側から見たところ。
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お引渡ししたところ、期待したような出来でご満足頂けたようです。
よかった。
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銚子でヒラメ

ちょっと前のお話。

銚子でヒラメが大漁。
連日トップが20枚超。

台風20号が来る前に慌てて釣行してみた。
実はかれこれ10年ぶりぐらいだ。

しかしヒラメなんか10枚も釣れてしまったたらどうする?
捌くのが大変だし、配って歩くのも面倒だ。
そもそもクーラーに入るのか?持って帰れるのか??


杞憂。
ゲーソーマイサン。

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最小30センチ弱。釣った自分をほめてあげたい。エサのイワシが20センチ近くあるんだものw
「ヒラメ四十」といってアタリがあってから四十数えてから合わせるものと言われているが、ヨンヒャクぐらい数えた。エサの尻尾だけくわえて飲み込めずにモゾモゾしているのだ。
実は大物の方がひとくちでエサを飲み込んでくれるから釣るのは簡単なのである。

そして大きい方が捌くのも簡単。
小さいのはめんどくさい。

ヒラメは5枚卸しにする。

築地正本尺青紙のフグ引きと、堺刀司の五寸出刃。

・出刃包丁で外縁のヒレを切り落とす。
・刺身包丁でウロコを剥(す)き取る。
・出刃で頭と尻尾を落とす。
・出刃で中骨に沿って包丁を入れる。
・出刃で真ん中から外側に向けて四分の一づつ身を外す。

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1つめの柵はエンガワを崩してしまったけど、あとの3枚は素人仕事としてはそこそこきれいに外せたと思う。
血も回ってない。
釣ったときの血抜きは友達に教えてもらった方法。
釣ったらすぐにエラを片側2~3箇所ハサミで切って(切り取らない)、そのままバケツで泳がせて流血させる。

白身は血が混ざってると目立つ。
料亭などでは真っ白じゃないと使いにくいのだろう。
味よりも見た目の問題で血が回っていない魚が重宝されるんじゃないかと思う。

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さて、外房の魚といえば忘れてはいけないのが放射性物質。

千葉県が毎月何度か公表しているモニタリング調査の結果を見ると、危険レベルは新興宗教の教祖の災害のお告げぐらい。
グローバルスタンダードでも科学的に問題無いけどゼロじゃないので気になる人は永遠に気になる。

国の基準値が100ベクレル/kgだ。
一般食品で検出されても流通が認められる基準。
事故直後の暫定基準は500ベクレル/kgだった。2012年に100ベクレルまで下げられた。
政府基準値は甘いかもしれないが、ちょっとでも検出されてればダメというのも極端でおかしい、というバランス感覚のある意見を表明しているのは愛知大学の武田邦彦さんで、このひとも変人だが(笑)、40ベクレル/kgが基準と書いているので私はそれを目安にしている。

千葉県で獲れたヒラメのデータは、2012年までは10ベクレル以上の検出がけっこうあるが、去年からは非検出や検出しても1ベクレル以下がほとんどだ。

10年以上生きる魚なので大きさによっても傾向があるかもしれない。
排出されずに蓄積されるのなら。
ヒラメには生物濃縮で蓄積されるのでエサの小魚の汚染が無くなれば影響は小さく無くなる。
マイワシも5年ぐらい生きるが、イワシのエサのプランクトンの寿命は短いから、小さいイワシほど汚染の程度は低いだろう。小さいヒラメほど小さい魚をたくさん食べているはずだし、食べる量も少ないので、大きいヒラメの方が汚染リスクが高いと考えるのは妥当と思う。
しかし検体の魚のサイズまで書いているデータは無いので確認はできない。
できれば検体の大きさや、できれば年齢まで細かく公表してほしい。
小さい魚の方が検出レベルが小さいなら、数字が出てほしくない立場の人は小さいのを選んで検体に供している可能性もある。
そもそも大きい固体は獲れる数が少ないから検体に回る率は低いだろうし。

いろんな誤差があるとしても、今年に入っては6月10日の6.4ベクレルが最大で、ほとんど1ベクレル以下か検出限界以下だ。グリーンピースの検査でも2013年以降全ての対象で10ベクレル以上の検出は無い。
すると40ベクレルを基準にしてもかなり低い数字なので、安全面はとりあえず合格と考えて良さそうだ。
デカいのも釣れてないし(笑)

原発事故から3年が過ぎたが、チェルノブイリで子供達の甲状腺がんが急増したのも3年ぐらい経ってからだ。
海に放射性物質が大量流出した事故は過去に例が無いので、どう拡散しているのか全国各地で検査を続けて追跡調査してほしい。
拡散しやすいセシウム137の半減期は30年。
1兆ベクレル以上放出したというから、30年経っても5000億ベクレル、100年経っても1000億ベクレル以上消えずに残っているのである。
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