小柄(こづか)

いつもお世話になっている友達のお母さんが、

「これも研げるかしら?」

と桐箱に大切に仕舞われている小柄を持ってきた。


小柄というのは、日本刀にセットでくっついてる小物のひとつだ。
細かい物を切るのに使う、武器ではなく生活道具としての小刀である。
ほかに笄(こうがい)という細長い金属のヘラみたいなものも日本刀にくっついていて、こちらは刃物ではなく、髪を整えるのに使う櫛のような役割の道具だ。

小柄は刀ではないが、刀鍛冶がおそらく玉鋼で鍛造した刃物である。

刀の研ぎというのは特殊な作業だ。
特に現代は切れ味よりも美術品として美しく研磨することを主目的としているので、我々市井の研ぎ屋がやっていることとは同じ研ぎといってもほとんど全く別次元の作業なのである。

そこで

「美術品の修復をペンキ屋さんに頼むようなもんですよ」

といって断った。
するとご主人が出てきて、

「俺が錆落としして仕舞っとく」

と言った。
そこで、どうせ素人が錆落としするなら私の方が少しはマシにできると思い、錆落とし程度ならやってみたいから貸してくださいといって預かることになった。

これがその小柄。

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パソコン修理中

先月のはじめにPCが故障した。


セーフモードで起動するが、通常モードでは一晩待ってもウンともスンとも言わなくなってしまった。
メーカーサポートに連絡したりOSの初期化を試みたり、いろいろ試行錯誤してみたのだがどうにもならない。
そこでメーカー修理センターに送ることになってしまった。

先月中はほとんどずっと、古いノートPCを引っ張りだしてきて、ネットを見ることぐらいはできていたのだが、動画編集どころか静止画の処理でさえ動作が鈍く、ほかにも諸々問題があってブログの更新なんかぜんぜんやる気になれなかったのである。


発送して1週間ちょい過ぎてから漸く連絡があった。

曰く、

・HDD(ハードディスクドライブ)の不具合を確認した。
・概算修理見積もりは44,000円、今後変わるかもしれない。
・検査して正式な見積もりを出すと、そのあとキャンセルしても4,860円が必要だが、このまま返送すれば無料。

ということだった。


高っ!!!

問題のPCには500GB(ギガバイト≒10億バイト)のHDDが2つ入っている。

いちおう書いておくが、HDDというのは記憶装置だ。ほとんどすべてのプログラムはHDDの中に入っている。データもHDDの中に入っている。非常に重要な部品なのである。

そしてパソコンの部品の中でいちばん壊れやすいのはこのHDDだ。

そのため、私は主なデータは外部記憶装置の中にだいたいバックアップしてある。
だから、HDDの不具合であることが確かなら、新しいのを買ってきて交換すればいいわけだ。
交換はたいして難しくない。プラモデルよりはるかに簡単だ。

500GBのHDDの相場を確認してみた。するとたったの7千円ぐらい。
6倍の容量の3TB(テラバイト≒1兆バイト)でも1万3千円ぐらい。

44,000円という見積もりはべらぼうに高すぎるのである。
意味がわからない。
ちょっとした新品のパソコンが買えてしまう。

プログラムを再インストールしたり初期設定したりあちこちのサイトにログインしなおしたりするのはすごく手間がかかるが、メーカーに修理してもらってもデータ復旧を約束してくれてるわけじゃない。出荷状態で帰ってきたら、どうせだいたい同じことをしなければいけないのである。


一昨日ようやく問題のPCが戻ってきた。

さっそく秋葉原にパーツを買いに行ってきた。
メモリも4GBから20GBに増設して32bit版だったOSを64bitに変更してUSB3.0のアダプターも装着した。

まだちょっと手直しすることがあるのだが、身動きが取れない蛹から脱皮した蝶のように快調になった。


そんなわけで先月はブログ更新が滞っていたのであるが、これからはまたもう少しマメに更新できる予定である。
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