包丁の柄の隙間

包丁というものは一見してそうとう錆び付いていても大きく欠けていても、磨いて整形して研げば使えるようになるものである。

一般家庭の包丁で、使用困難なほどのダメージを受けているのは、多くの場合柄である。

和包丁は交換できるけど、洋包丁は私は交換修理の対応をしていない。

そのかわり腐食が進行しないための補修はオプションで対応している。

ご家庭でもホームセンターで入手できる道具で簡単にできるので、紹介しておく。


(1)もとの状態。木材は乾燥している。
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(2)隙間が空いている。
内部に汚れや水分が進入しやすくなり、腐食が進行してしまう。
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(3)エポキシ系の混合接着剤を爪楊枝などを使って隙間の奥まで入るように入れ込む。
このまま1日以上放置。
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(4)ちなみに私はセメダインのハイスーパークリア3というものを使っている。
他のでもかまわない。
メーカーに「毒性が無いこと」「100度で変性しないこと」「乾燥後収縮しないこと」を確認すること。
粘りが低くさらさらした物じゃないと細かい隙間に入らない。
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(5)完成。
ワックスも塗った。
ワックス塗る場合は事前によく柄を洗って乾燥させておくこと。
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(6)耐水ペーパーで平らに磨く。
隙間があると水が浸入するのでよく観察。
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(7)付け根の部分はちょっと見栄えが悪いけどこのまま。
塗るときに気を使わないといけませんでした。今度は注意します。
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機能的には樹脂製(プラスチックなど)の柄がいちばん良いと思う。隙間が開かないから。残念なのは見た目が少しチープな感じであることと、落として割れると絶対修理ができないこと。
オールステンの金属柄は冬に冷たいので好きじゃない。

使用感、見た目の質感は、やっぱり木がいい。
何年も経たないとこういう状態にはならないので、ステンレスでも使ったあと濡らしたまま放置しないよう丁寧に保管しましょう。
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