柄の交換・柄の中の錆

柄が割れた包丁があります。
これは、柄に使われている木材が劣化しているのではなく、内部で鉄が錆びて膨張しているのです。

その状態。


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これぐらい柄が割れてると内部はかなり朽ちていると思います。

・水分が染み込みやすいので、はじめの状態よりもっと錆びやすくなっている。
・錆がさらに進行して中子が折れてしまうと、修理コストは非常に高くなる。

安い物ならそのまま使うのもいいと思いますが、シャンとした包丁だし修理すれば10年ぐらいは使えそうなので交換することにしました。


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タガネなどを使って割ります。
口輪のあたりの錆びがひどいです。


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層状になってくっついてるのは木の破片ではありません。錆びです。酸化第二鉄。


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分解の図。


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赤錆を落とした状態。
もとの状態の半分ぐらいの細さになっています。
中子が折れて、溶接したり刃元のあたりを削る修理になると、3000円以上はかかると思います。



ビフォーアフター。

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写真で見ても柄がキレイになったぐらいにしか見えませんね(^^;

柄の内部の隙間がけっこう大きく水が進入しやすいと思われたので、柄埋めもしました。
ただ、逆にいちど水が入ると出て行きにくいという可能性もあります。防水性が完全だと盲信しないでください。
ハガネの包丁は使ったあとは熱湯を掛け回したりしてよく乾燥させて保管しましょう。
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ジャンル : 趣味・実用

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