“猪瀬知事が気象庁「予想外れ」に憤慨” に憤慨 

包丁と関係無い話題です、すみません。

東京都の猪瀬知事が気象庁の予報が外れた、責任追及すると言っている。

2010年2月のチリ大地震のことを覚えているかな。
気象庁が津波予想をして、テレビ各局は番組の予定を変更して各地の海岸線の映像を放映したら、見物に来てる奴とかサーフィンしてる奴がいっぱいいて、結局さざ波しか来ず、そのあと気象庁は「予想が外れてスミマセン」と会見で謝罪したんだ。

「去年も大騒ぎしたけど何ともなかった」とのんきに構えて逃げ遅れた人が、1年後の東北関東大震災で一人もいなかったと言えるだろうか?

対策が甘いまま積雪に見舞われたらどうなっただろう。
1月14日の積雪では関東で826人の負傷者と1人の死亡者が出た15日のニュースで報じられている。交通事故も数百件発生した。
事故も死傷者も増えるし公共交通機関の乱れも警戒のための遅れより酷くなることは火を見るより明らかである。

積雪の確率が20%であれば5回のうち4回の備えは無駄になる。
無駄であった今回、JAFにはチェーンが外れなくなったという電話が何十本もかかり、鉄道会社は間引き運転して乗客は大混雑に見舞われた。何十万人もが会社に遅刻したかもしれない。
しかし事故は起こらずけが人も出ていない。
同じことがもう3回続くかもしれない。
しかし5回に1回は実際に積雪があり、5回とも備えをしていれば電車が立ち往生して乗客が車内に長時間押し留められることがなく、交通事故の発生件数は減り、死傷者も少なくて済むのである。

4回の無駄は1回の損害を低減するために必要的な無駄なのだ。

大津波の危険が1%あるとき、99回無駄な避難をすることで1回助かることができるのだ。2回に1回しか避難しない人のうち二人に一人は死ぬ。


甚大な社会的損害を惹き起こすような積雪の可能性があるときは、その都度、気象庁は警戒を呼びかけ、車の運転者はスリップに備え、鉄道会社は安全が見込める程度にダイヤ調整するのは当然である。

しかし市井の人々は大災害に見舞われたあとでも10回も無駄な避難を繰り返すと飽きてしまう。

知事は「狼少年は許さない」ともいったそうだが、あの寓話の意味は嘘をつくことに対する戒めだと捉えられている。
しかし村の羊が狼に襲われた原因は少年のせいだろうか?少年の言葉が信用できないなら別な者を見張りにすればいいではないか。森には狼がいるのだから。羊が襲われたのは村が狼に備えていなかったことが原因なのだ。少年が狼を連れてきたわけではない。
狼への備えは村の役場が方針を立てて村全体で協力して行うべき対策である。谷の向こうに狼を見つけたら村人は仕事の手を止め武器を持って警戒しなければいけない。

無駄が続いて村人たちが倦怠し見張り役に不満を言い出したときには、批判の矢面に立って見張り役を擁護し、本当にリスクが発生したときの恐ろしさを説いて、叱咤激励して不便でも何度でも警戒させて有事の損害を低減するように努めることが、村長たる者のなすべきことである。
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