銃刀法および軽犯罪法、携帯の概念について

以前「刃物に関する法律」という記事を書いたが誤りがあったので訂正しておいた。

銃刀法や軽犯罪法では「携帯」の概念が定義されていないが、判例では

「自宅または居室以外の場所で刃物を直接手に持ち、あるいは身体に帯びる等し、これを直ちに使用し得るという支配状態で身辺に置くこと」

とされている。

私の誤認識は「直ちに使用し得るという支配状態」が無関係だろうと考えていたこと。

郵送のために梱包して小包に入れた牛刀を持ち運んでいた者を銃刀法違反(携帯)で逮捕起訴した事件について
『「直ちに使用し得る状態で」なかつたことは明らか』
として控訴棄却した判例がある。

条文だけでなく判例を見なければ法律の意味はわからないものだった。


蛇足かもしれないが誤解無いよう説明すると、これは、刃物を携帯するときは常に厳重に梱包しなければならないという意味では無い。

すぐに取り出せないほど厳重に梱包しているのであれば持ち歩いても携帯に該当しないという意味である。
正当な理由なく持ち運んでいる場合でも、厳重に梱包していれば携帯罪に該当しないのである。
正当な理由によって持ち運ぶのであれば携帯自体が違法では無い。
厳重に梱包していなくても正当な理由があれば持ち運んでも良い。

これまでの私の認識がキビシすぎたのであって、実際はもう少し柔軟であったのだ。

悪いこと考えてる人に悪用されると嫌なのでこれ以上あまり具体的なことを書くのはやめておくが、銃刀法に関して私自身も含めて世間一般の認識は過剰すぎるようだ。
都市生活において道具として刃物を使う機会が少なくなっていることも大いに影響していると思う。
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