マイクロスコープで金属組織は観察できるか? (2)

さて、金属組織観察のプロとお知り合いになることができたので、さっそく表面処理の方法や具体的な観察の方法について質問してみた。
だが、やはりプロフェッショナルなので一般には入手が簡単ではなさそうな薬品を使っていたりするし、文章だけではどれぐらいの精度で表面研磨しているのかなどわかりにくいことも多い。

けっきょく「200倍のマイクロスコープがあるからといって簡単に観察できるものではない。」という結論に私の中ではなっていった。
自分としてはそれで一段落していたのだが、プロフェッショナルから、実際に試料を送ってもらえば撮影してみせてあげますよという願っても無いご提案を頂いた。
そこでありがたくお願いすることにして、ついでに撮影用に作った試料も送ってもらえるようお願いした。

これで晴れて「正解」の試料を入手できることになったわけである。

ちなみに試料というのは要するに観察する金属片である。
ZDPだとか青紙スーパーだとか、同じ鋼材で鍛造したものと型抜きしただけのものの違いだとか、いろいろ観察してみたい希望はあるが、なにしろ切断しなければならないので良い物ほど勿体無くて渡せない。

いろいろ考えた結果、手元にある切断して良い包丁の中から送った試料は次の三点。

1 堺石籐 貞宗 薄刃 六寸 白紙二号 鍛造
2 貝印2000ST(推定) 三徳 WR-2(推定/詳細不明) 型抜き削り出し
3 ダイソーGALAXY777 三徳 不明 型抜き削り出し

001_2014050509195012b.jpg


テーマは、

それぞれの組織の違いを観察する。

試料の上辺を乾式グラインダーで火花を散らしながらカットして、熱を加えていない部分と比較して組織が変化しているのか観察する。

ちなみに一番楽しみなのは処理して送ってもらう試料である。


つづく
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