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刃物研ぎ講習が無事終了

日曜日、刃物研ぎ講習会が無事終了。
ご参加いただいた皆様、お手伝いいただいた高野さん、会場をご提供いただいたレクトサンドカフェの毛利さん、まことにありがとうございました。

6月と7月に講習会を実施したあと、なんだかテキストがまとまっていない気がして修正したいと思っていたのだが、思うばかりで前に進まずダラダラと開催せずにいたら、「次はいつやるのですか?」というありがたいご催促を頂戴したのでバタバタと今回の開催に至った。

講習会開催日という締め切りが決まると気に入ろうが気に入るまいが完成させなければいけない。金曜日まで加筆したり削ったりと修正していて、まだ付け足したいこともいろいろあるのだが、全体的には今回はけっこういい感じにまとまったんじゃないかなと自分では思っている。
パソコンモニターで見るのと実際に出力したものを見るのとでは印象がかなり変わるので、ゆうに10回以上は試作バージョンをプリントアウトしたのだが、ボリュームが増えたのでコピー用紙があっという間に無くってしまう。開催間近の月曜日にはトナーカートリッジの警告が出た。こういうときアマゾンのお急ぎ便は重宝する。前日に出ていたらムチャ高い純正品を買うかキンコズに走るかしなければいけなかっただろう。
コピー用紙は3束買った。トナーカートリッジも心配無い。
準備万端で土曜日にようやく予備も含めて12冊分の印刷製本に取り掛かったのだが、分厚くなったせいでホチキスの針が通らない。いや通るものもあるのだが、3発に1発ぐらいの確率で失敗する。
もちろん一般的なサイズの文房具用のホチキスではなく、もう少しがっちりした針を使う、建築などにも使われるタッカーを使っているのだが、それでも針が通らない。
3発に2発ぐらいは通るので、力が逃げないように固い台の上に置いてブレないように直上からバシっと力を入れてみたりするのだが、どうも「こうすれば高確率で成功する」というポイントが見つからない。そのうち3発に2発ぐらい失敗するようになってしまった。あれこれ試行錯誤したが、うまく刺さるかどうかは「運」という結論に至った。
このままでは埒があかない。調べてみるとホチキスにもいろいろサイズがあり、30枚までとか70枚までとか100枚までとか、それに応じて針もサイズもいろいろあるようだった。今回のテキストは40枚+製本カバーぐらい留められれば良いのだが、安全を期して「30枚以上110枚まで」というタイプを、アマゾンのお急ぎ便でも間に合わないので急遽ホームセンターで購入してきた。
刺さる刺さる。
それまでのタッカーの悪戦苦闘はたとえると、爪楊枝二本でご飯を食べようと苦労していたような感じだ。なぜ折れるんだ!こういう持ち方でこんな力加減ならうまく肉が持ち上げられたぞ、ああまた折れてしまった!!みたいな苦労をしたあげく、いよいよお箸というものを使ってみたら、魔法のように何の苦労もなくなんでもつかんで食べられた!!という感じ。

このほかにもプリンターが「お待ちください」という表示のまま2時間待っても動かなくなってしまいドライバを再インストールしてパソコンも再起動してやっと動いたりして、土曜日は午前中にサクサクっと印刷して準備万端になるつもりだったのに気持ち的に大変焦らされる一日になってしまった。
これからは、準備は前々日までに完了させて、前日は準備の予備日にしようと思う。

バタバタのせいか、やはり当日は大事な忘れ物をしてしまった。
カメラを三脚に設置して電源をonにしたが電源が入らない。バッテリーが入っていない!だいじょうぶ予備がある。2本も。バッテリーを入れて電源を入れた。「NOCARD」というオレンジ色の文字が点滅した。カメラを片付けて三脚を折り畳んだ。
タブレットでも撮影できたのだが、なんだか心が折れてしまったので、今回は動画も静止画も撮影していない。


個別の講習はだいぶ前からやっていた。
砥石も販売しているので購入したなじみのお客さんには簡単に研ぎ方をお教えしたりもしていた。講習会で想定している対象者はこういった未経験者や初心者で、ご家庭の普段使いの包丁2~3本を寿命になるまで10年ぐらい良い状態で使い続けて頂くということを目的としてる。
ところが6月と7月の講習会をやってみてどうもなんだか様子が違うことが判明した。
まず参加者がほとんどオッサンなのだ。女性率1割以下。ちなみに講習ではない刃物研ぎのお客さんは8割方女性である。
高円寺のこじゃれたカフェでエプロンをつけたオッサンの集団が包丁を研いでいる様子はとても怪しいらしく、通り掛かる人達が怪訝な顔をして覗き込む。
そして「何しに来たの?」というような想定外の上級者がチラホラ混じっている。こうするんですよと説明する通りに初めからできてしまうので、実習の二時間は退屈ではないか?と不安になる。程度の差こそあれ、総じてなんにもわかりませんというズブの素人はほとんど来ないということがわかった。テキストをもう少し掘り下げた内容にしたいと思っていた理由のひとつもこういう事情による。実際のところ今回のテキストの変更点は内容より図とか構成の組み換えが多いのだが。

もちろん初心者や女性も少ないが参加されるので、そういう人でもわかる内容でなければならない。
ポイントを絞り込みづらい参加者層の幅の広さに悩まされる。

さて、今回は予想以上に参加希望者が増えたので午前の部も開催することになり、午前5名、午後も5名という構成になった。
その午後の部が、5名のうち女性が3名で、しかもその中の2名が全くの初心者という異例の状態だった。
しかもそのうち一人はセラミック包丁と100円ショップの包丁しかもってない、お料理はあまりしない、という人だった。
なぜ参加!!??
とりあえず講義と2時間ほどの練習でけっこう上手になっていただけたと思うのだが、せっかくなのでこれからは研いだ包丁でひんぱんにお料理するようになってもらえると嬉しい。
しかし初心者の女性に切れ味を試してもらうとちょっとしたことで大袈裟気味に歓声をあげてもらえるので、この点については大変ありがたい。けっこうベテランな男性だと眉間にしわを寄せて「ウーンマダマダ」と言ったりするし、喜んでもらえても「スゲ~~!」とはしゃいだりすることは決してなく、野太い声で「おお~~・・・」と唸るのである。やはりウソでもいいから「キャ~すご~いこんなの初めて~!」と言ってほしい。
イベントごとでよく女性割引されている理由が納得できる。
こんどからサクラ雇おうかなあ?
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テーマ : 包丁研ぎ
ジャンル : 趣味・実用

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