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あけましておめでとうございます。

今年もお正月に、ここ数年恒例の福島詣でをしてきた。

寝坊してしまい、初日の出は常磐線を走ってる途中の千代田PAで撮影。

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去年は南相馬ICまで行ったけど今年は浪江ICで降りた。
ここらへんは通行はできるけどまだ帰還困難区域。

道路沿いの国玉神社というところに空間放射線のモニタリングポストがあった。

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「5.11μSV/h」。だいぶマズい。

ふつうの人がどれぐらいの放射線を浴びるとマズいのかという明確な基準は無いのだが、レントゲン技師なんかの限度量について医療法に規定があって、それによると5年間の合計で100ミリシーベルトということになっている。10万μSVだ。これを1時間あたりになおすと、2.28μSVだから、5.11μSV/hだとその倍以上ということになってしまうのだ。

ただし、ここで写真なんか撮ってたらアブナイ、というような線量ではぜんぜん無い。
歯医者さんのレントゲン撮影でも1度に10~20μSVぐらいの放射線を浴びる。CT検査なんかになると6千μSVとか7千μSVといった量の放射線だそうだ。5μSV/hというのは1時間そこにいると5μSVという意味だから、CT検査1回で浴びる放射線量はここで2ヶ月近くキャンプするのと同じぐらいなのだ。だから大人が一時的に滞在したからといって神経質になるようなレベルではない。

しかし居住すると考えるとずっと放射線を浴び続けることになるので、せめて1μSV/h未満ではあってほしい。
だからまだ帰還困難区域なんだろうけれど。


社殿は柱が傾いて廃れたまま。

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南相馬の小高地区。
津波に何もかも浚われてしまったところ。
去年も同じところに来たのだが、同じ場所だったのかわからないぐらい廃屋や立ち木の撤去が進んでいた。

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このあたりはもう帰還困難区域では無いのだが、さすがに住んでいる人はほとんどいないようだ。
お墓参りの家族がいただけである。

貴船神社は社殿が撤去されて小さな祠(ほこら)が設置されていた。

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廃墟ばかり撮影しているが、復興は確かに進んでいる。
真新しい家が多かった。
墓所の墓石がみな新しくなっていたりする。
コンビニエンスストアがたくさんできていた。
去年は廃棄物の黒い袋がそこかしこに積み上げられていたが、いまは特定のエリアに集約されていて道端に置いてあるような状況ではなくなっていた。


とある小さな港で。
片隅に新しい地蔵がたくさん並べられていた。

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慰霊碑が倒れたままに放置されていた。
強風か何かのせいだろうか。

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死んだひとのためと言いながら、実は私たちは自分自身の激しい絶望を自慰するために碑を建てているのではないだろうか。
しかしどんなに強い悲しみや真っ黒な絶望も、時間が経てば薄れて忘れる。
これは人の心の健康な機序である。
ネガティブな感情にいつまでも捉われたままでは、人は生きてゆくことができない。

しかしすっかり忘れてしまってはいけないと思う。
頭ではそう思っていてもあのときの感情は確実に胸の中から損なわれてしまっているので、たまにそれを取り戻そうとして、私はこの場所にやってくるのかもしれない。
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テーマ : 謹賀新年
ジャンル : 日記

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Re: あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます!
研ぎ教室はけっこう先になるかもしれませんw

> あけましておめでとうございます
> 本年もよろしくお願いいたします。
>
> 今年こそは研ぎ教室に参加したいと思っています

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

今年こそは研ぎ教室に参加したいと思っています
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