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【オススメ!】 庄三郎のキッチンバサミ

庄三郎のキッチン鋏を買った。

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これまで使っていた貝印のキッチン鋏が壊れたのだ。

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分解洗浄できるところが気に入っていた。
二回は研いだと思う。まだまだ使えると思っていたのだが、予想外の壊れ方をした。

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プラスチックには寿命があるので、こんな構造になっている時点で5年~10年ぐらいで消耗する前提の商品だと言っていい。

それにしても自家用で新品の刃物類を買ったのは何年ぶりだろう。

候補としてヘンケルスのツインクラシックと、同じ形の増太郎さんのキッチンバサミを検討していたのだが、どちらもドライバーを使わないと分解できないのが難点だった。用途や使用環境から汚れがたまりやすいものなので分解洗浄できるという点は譲りたくなかった。

同じ形で分解できる構造になっていて値段も圧倒的に安いのが、下村工業のヴェルダンのキッチンバサミ。
これにしようかと思っていたのだが、どこかのレビューで「折れた」と書いてあったので迷っていたら、庄三郎が同型で分解できるものを販売しているのを見つけたのだ。




ちゃんと分解できる。

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反対側はプラスねじになっていてスプリングワッシャが噛ましてあった。
スプリングワッシャは庄三郎の拘りだろうか。

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汚れや水が溜まって錆びたりカビが生える原因になりやすいので、できれば部品は少なく形状と構造はなるべく単純な方がいいのだが。
まあ、完全分解できるわけだから面倒だけど洗えはするし、締め付けの調整ができるのは研いで調整するには必要だ。長く使うなら必要要件になるのだろうか。
ともかく暫く使ってみようと思う。

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裏スキと反りの具合は素晴らしい。
1000円台、2000円台の量産品には望むべくもない。壊れた貝印のハサミもほぼフラットだった。それでもキッチン鋏の用途としては支障無かったのだが。
鋏屋庄三郎としてはこれが当たり前なのだろう。いや、ヘンケルスクラシックも同じようにちゃんと鋏のフォルムだった。増太郎もそうだと思う。
しかしこの庄三郎のキッチン鋏、価格は3000円台なのだ。ヘンケルスや増太郎の半額ぐらい。

良い買い物をした予感。
5年ぐらい使って結論を出したい。

ところでアマゾンのキッチン鋏のレビューを読んでいるとどの商品に関してもネガティブ評価は「錆びる」ということばかり。
いつもこのブログを読んでくれている方には釈迦に説法だが、刃物用のステンレス鋼は、錆びる。包丁でもハサミでも錆びる。
スプーンやフォークなどに使われているステンレス鋼より、刃物用の硬いステンレス鋼の方が、錆びやすい。
おなじように扱おうとすることがそもそもの間違いなのだ。
知らなかった人は常識として覚えておいてほしい。
酸性の洗浄剤に漬け置き洗いなどぜっていにしてはならない。食器洗浄機も、高温多湿という非常にサビが進行しやすい環境で洗浄するご法度だ。
ハサミや包丁といった刃物類はステンレス製でも洗い桶の水の中につけっぱなしにしたりせず、水分をよく拭き取って片付けなければいけない。
特にハサミというのはどうしても二枚の刃体の隙間に水分が残りやすい道具なので、そういう意味でも、長く使うことを考えると簡単に分解できる構造は重要だと思うのである。
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テーマ : 刃物
ジャンル : 趣味・実用

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Re: 研ぎに出すとすごいみたいですよ

KENさんまいどです。

助八さんのその記事によくわからない記述があります。

握りが硬すぎて閉じないのは確実のおかしいです。閉じた状態で売られてるはずなので、硬すぎを通り越して閉じれないってほんと?という気もします。買った人が締めすぎた可能性も排除できないです。
例外的なチョンボとして1本ぐらいあるのかもしれませんが、何本も同じ状態というのは私の経験上は考えづらいです。ほんとに?って印象です。

刃元あたりの刃線が内反り気味になっているのは、新品ではあまり無いかもしれませんが手研ぎで研ぎ減るとふつうにそうなります。内反りになっているという理由で切れないことは無いので切りづらいのが事実だとしてもそれが原因とは思えません。

鏡面仕上げが傷だらけ、は、そのあたりに赤錆があったのかも、と私だったら思います。写真のはちょっと磨き方が雑だと思いますが、表の汚れは切れ味とは関係無いので、私も赤錆以外必ずしも神経質に磨いたりしません。預かったときより見栄えが悪くならないよう注意するぐらいです。

親指を入れる側の動刃と四本指の静刃は通常は形が違いますが、同じ形だから切れないということは無いです。修理なので、修理前の状態で欠けがあったりして、直すと同じようなカーブになってしまうこともあるでしょう。

「同じところが擦れて黒くなっています。」と書いてますが、擦れる部分は逆にサビが落ちて白くなります。

この写真
https://blogs.yahoo.co.jp/hhtcx250/GALLERY/show_image_v2.html?id=https%3A%2F%2Fblog-001.west.edge.storage-yahoo.jp%2Fres%2Fblog-bf-38%2Fhhtcx250%2Ffolder%2F337596%2F79%2F16149879%2Fimg_2%3F1519060373&i=1
のハサミが研いだ直後の状態なのだとしたら、裏を研いでないのは大いに問題だと思います。これが修理に出て来て裏を研がないなんてありえません。私だったらまず、ほんとに研いで帰ってきた直後のものなのかお客さんに再確認すると思います。

論旨が「上刃も下刃と同じ刃線形状に砥ぎ上げて」あるせいで「黒くなった部分手前で咬み合わせが強くなりそれより先はかみ合わなくなり切れ」ない、というふうに読めるのですが、それだったら間違いだと思います。
噛み合わせが強くなる原因はネジを締めすぎるかこじるように力を入れすぎているか。あるいは落としたりして極端に変形したか。説明がよくわからない。

刃線形状が元の状態から変わると裏スキの深さの違いで反りの具合も変わることがありますが、反りは修正できます。反りが修正できてなくて切れないなら修正していないことが問題で、刃線の形状じゃないと思います。欠けの修正で変わってしまう場合はあります。二枚とも同じ形のハサミもよくあるし。

もしかすると見当違いのことで罵倒してるんじゃないか、不安な記事ですね。

Re: No title

とーいさんコメントありがとうございます。

中子がボロボロになってるのはほぼ例外無くハガネ(非ステンレス)の包丁です。
ステンレスでそこまでになってるのは見たことありません。

個人的には洋包丁タイプの柄にカシメだけで留めてあるハガネの包丁は構造欠陥だと思います。リコールもの。
隙間が広がらないとエポキシ埋めできません。隙間が広がりはじめた時点でだいぶ錆が進んでいます。
むき出しの部分なら錆びても磨けばいいと言えますが、柄の奥に溜まった水分を確実に除去するのは不可能です。
製造段階で中子の表面を強力に防錆処理しとかないとダメだと思います。リベットだけじゃなく接着剤でべったり貼り付けとけば水も空気も入らないですし。

ステンレスなら食洗器で洗ったり酸性除菌液に漬け置きするような過酷な仕打ちをしないかぎりボロボロにまではならないでしょう。
同じステンレスでもスプーンやフォークのステンレスよりは錆びやすいので、水滴がついてたらコマメに拭き取るぐらいのことはしてあげてください。

研ぎに出すとすごいみたいですよ

別にネガキャンしたいわけではないですが、こちらの記事を含めあまりいい話は聞こえてこないです。

https://blogs.yahoo.co.jp/hhtcx250/12931706.html
https://blogs.yahoo.co.jp/hhtcx250/16149879.html

BROさんの場合自分で研ぐから問題ないか・・・。

No title

最近料理を始めて、包丁もちゃんとしようと思い立って色々検索しているうちにたどり着きました。

面白いので結構読んでしまいました。
ブックマークしたので読者になろうと思います(笑

ステンレスも錆びるのは知識としては知っていましたが、過去記事のぼろぼろになった中子を見て、そんなになるんだ、と現実を思い知りました。

早速エポキシ樹脂剤買ってこようと思います。
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