BUCK MASTER

SEALS(米海軍特殊部隊)が採用していた、有名なサバイバルナイフです。
これは本物で、いまは生産中止になっているからプレミアがついてるのだとか。

良くも悪くもアメリカの工業製品!
ハーレーダビッドソンとか。キャデラックとか。私も乗ってるキャノンデールの自転車とか。
細かく観察すると左右非対称な部分がたくさんあります。仕様かな?と思ってネットで画像検索してみましたが、ネットの写真もそれぞれ微妙に形状に違いが。。。頑丈、大雑把(笑)


ビフォー

BUCKMASTER_before01_120.jpg


アフター

BUCKMASTER_after01_120.jpg


写真見てもほとんど違いはわからないですよね。
表面はサンドブラスト仕上げ。私はそんな機械は持ってないから迂闊に砥石を当てると直せません。実戦で使われてたサバイバルナイフに鏡面仕上げなんて恥ずかしいことできないし。
刃付け、刃線のみの修正です。


ビフォー アゴ部分拡大
小刃が少しうねうねしているのがわかるでしょうか。

BACK_BEFORE_AGO02.jpg


アフター アゴ部分拡大
それをきちっと真っ直ぐにします。

BUCK_AFTER_AGO.jpg

作業は単純です。砥石の平面をきっちり平らにして、刃角をきっちり固定して、ナイフがブレないように注視しながら、腕を動かすんじゃなくて体全体を動かしてゆっくり研ぐ。です。平面が大事なノミやカンナと同じ研ぎ方。
ホローグラインドで、サバイバルナイフだから鈍角でかまわないから、難しくはありません。
蛤刃のダマスカスなんてのは触りたくありません。そういうナイフ持っていますが。
砥石はあらと君(#220)、ベスター#800、仕上げは試みに戸前色物を使ってみました。だからどうだってことにはなりませんでしたが(^^;
鋼材は440Cという記述がどこかにありました。特に問題無く素直に下りてくれました。


ビフォー 切っ先部分拡大
妙な尖がりかたになってるのがわかるでしょうか。

BACK_BEFORE_SAKI02.jpg



アフター 切っ先部分
削りすぎないように注意しながら少しだけ詰めて、刃線の違和感を修正しました。

BUCK_AFTER_SAKI.jpg


写真ではわかりませんが小刃がかなりテカテカになったので、刀のように霞ませられないかと試行錯誤してみましたが、残念ながら満足な仕上がりにはなりませんでした。


このてのナイフは飾り物になることが多いんで、実際にフィールドで使ってらっしゃるのは好感です。
ヒラに傷をつけたら私にはなおせませんけど、気にせず実用品としてごんごん使い倒していただきたいものです。
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テーマ : 刃物
ジャンル : 趣味・実用

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