Newton記事より。 放射線の影響

Newton2008年10月号 記事より
http://www.newtonpress.co.jp/newton/radiation/pdf/Newton_radiation.pdf


(抄)
放射線の被曝は、人体に悪影響をおよぼす可能性がある。
とくに放射線の影響を受けやすいのは、活発に分裂する細胞である。がん細胞は活発に分裂するので、正常細胞にくらべて放射線の影響を受けやすい。放射線が、がん治療に有効なのはこのためだ。

世界平均では、一人が年間に受ける自然放射線による被曝線量は2.4ミリシーベルトになる。

放射線を受ける組織にもよるが、100~数千ミリシーベルト以上の線量を一度に受けると、胎児の異常、白内障、不妊(男女とも)、脱毛や皮膚の潰瘍などが生じるとされている。(注)

ICRP(国際放射線防護委員会)の2007年版の勧告では、事故などによる一般公衆の被曝量(自然放射線と医療行為による被曝は含めない)は、年間1ミリシーベルト(放射線をあつかう作業者は20ミリシーベルト)をこえてはいけないということになっている。

ただし1ミリシーベルト放射線防護のための目安であって、「これをこえた被曝は即危険」という値ではない。
「アメリカでの取りまとめによると、100ミリシーベルトの被曝をした場合、100人中1人の割合で癌(がん)になる人がふえる計算になります。なお、人工的な放射線とは関係なく、自然に癌(がん)になる人は、100人中40人程度います」(酒井一夫 放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター長)


遺伝的な影響は?

放射線による影響には、動物実験から、遺伝的な影響もあることがわかっている。
遺伝的な影響とは、放射線を受けた生殖器の影響が次世代に受けつがれ、突然変異が増えることを指す(胎児が直接受ける放射線の影響とはことなる)。
しかし、酒井博士によると、広島・長崎の原爆被害者での調査を含めて、人で放射線による遺伝的な影響が認められた例はないという。
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

BROさん

Author:BROさん
東京都練馬区の研ぎ師です。
営業案内
ご依頼はこちら
ご意見・ご質問はこちら
ご利用頂いたお客様からのご意見ご感想はこちら

カテゴリ
最新記事
最新コメント
検索フォーム
QRコード
QR
リンク