刃線のゆがみ

刃線が歪んだ包丁があります。
荒砥で矯正してまっすぐにすればいいんだけど、時間が問題になる。
砥ぎ屋さんの立場からすると、刃を付けるだけなら15分~20分あればできるけど、修正からやると場合によっては1時間ぐらいかかることもあります。するとたとえば、ふつう1000円もらうとしたら3000円もらわないといけないってことになったりします。
お客さんは、3000円も払うなら砥ぎに出すより新しいのを買おうっていうことになるひともいるでしょう。
どうするかはお客さんと話し合って決めるもんでしょう。一度修正すれば長く使えるんだから一度だけ高めのお金を払ってこれから注意するっていうのもいい。
歪んだままで刃を付けることができればそれもひとつの正解です。

刃元が凹んで真ん中が出っ張ってる太鼓腹型は、その形なりに刃を付けることができます。切れ味は充分に復活します。だけどタクアンとか切るとつながったままになっちゃうかもw

逆にお腹が凹んでお尻と胸が出っ張ったようなグラマー型もあります。
女の子ならいいんだけど、こういう形の包丁だけは矯正しないと凹んだ部分に刃をつけることができません。刃が付いてない部分からは物に切り込むことができないし、大きい物を切ってるときに切れ止まるかもしれない。タクアンがつながっちゃうっていう程度では済みません。

なんで凹んじゃうんでしょうか?
砥石が曲がってるのかな?真ん中が出っ張った砥石??
簡易砥ぎ器で真ん中だけゴシゴシこすってる可能性もあります。長いこと使い続けてると歪むかもしれません。
ちゃんと刃が付くならふだんは簡易砥ぎ器でもいいけど、刃線が狂ったらときどき修正してもらう方がいいでしょう。

凹みと膨らみ
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